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LPICは三冠王
いまITエンジニアに最も人気のある資格とは何だろうか? ITメディア(@IT自分戦略研究所)が2013年9月〜10月に行った調査の結果を分析し紹介する。ITエンジニアとしての価値を高めるヒントになるはずだ。
LPICをはじめとするベンダニュートラル資格は、特定の製品に依存しない技術スキルの指標となる。汎用的な基礎技術情報の証明として近年人気が高まっている資格が多い。また、昨今、他社との競争優位性 を保ち続けるために、オープンソースを利用して情報システムを構築する企業が増えており、技術者にもそのスキルが求められている。今回の調査結果にもその傾向が表われており、「最もキャリアアップ(昇給や有利な転職など)につながったベンダニュートラル資格」は「LPIC」が29.6%で、最多となった(図1)。この結果は、会社が、技術者を昇進させたり採用したりすることの条件として「LPIC」を取り入れていることを証明している。キャリアアップに最も役立つ資格は「LPIC」であるといえる。自分に求められている資格として、迷わず「LPIC」を取得しよう。
今回のアンケートの「最も実務で生かせたベンダニュートラル資格」では「LPIC」が24.2%で、最多となった(図2)。技術者自身が、自分のスキルアップを達成し、かつ、実務で生かすためには、「LPIC」は目指す資格として最適な資格であると認めているのだ。
通常、技術者が目指す資格やスキルと、会社が技術者に目指してもらいたい資格やスキルは必ずしも一致しないケースが多いが、「LPIC」の場合には、技術者にとっても会社にとっても必要な資格として、双方にメリットがある資格だといえる。